3時起床。4時出発で、6時前に修善寺CSC到着。最初は実走で駐車場の周りを回るが、ペースは上がらず。これではまずいと思い、今回一念発起して持参したロラで心拍を上げていく(心拍計持ってないけど(笑))。おかげで足も回るようになってアップは十分。こんなにちゃんとしたアップをしたことなんて過去になかったかもしれない。7時の開場と同時に受付を済まして一周だけ試走(今回も時計回り)。最初の登りをアウターで登りきれることを確かめつつ、最初からフルパワーで行く。一つ目の橋の後の坂もかなりよいペースで上がれて満足していたが、二つ目の橋の後の登りがしんどい。最後ののぼりは流して終了。今回の課題は着に絡むことなので、最初から全開。行けるところまで行って千切れたら終わりの覚悟。レースは前回同様に程々のペースでスタートするがスタート位置の関係もあって10数番手のポジションで最初の登りに入っていく。先頭は集団にならずになんとなくバラケ気味。遅れてはなるまいと最初の上りからダンシングで行く。登りきって下って登り返すところで4番手まで上がる。ここで後続に落車発生もレースは続行。で、大きく下って最初の橋を越えて登りに入ってスピードが落ちた瞬間に後ろからきた大集団に飲まれる。後ろに集団が形成されていたなんてまったく気付いていなかったのでかなりびっくり。一気に20人以上の固まりになって、しかもその後方につける形になったが、ここが我慢のしどころとひたすら我慢。しかし、自分の前の選手がプチ切れ状態になることが続き、そのたびに全開を繰り返すことでかなり消耗。そんな中ラバネロの選手が完全に抜け出していくが、後続はそれを容認。残ったメンバーで2位以下を狙う展開となる。そんな状態でも1周目は先頭集団のそこそこのポジションで通過。2週目も1周目と同じような展開で、前半のアップダウンで再び4位までポジションを上げる。下りも全開なので最初っから呼吸は乱れまくりでまったく休まるときは無し。しかも、今日は、先頭が集団にはならず、常に数人が若干抜け出すような形になるので上手く集団で休むことが出来ない。前を逃がしてしまうと着に絡めないので、否が応でも前を追わざるを得ない状況となり、登りで遅れた分を取り戻すことを含めて常に単独全開状態に近く、ほんとにツライ。そして、最初の橋を下った後の登りで、また同じように集団に飲まれる。今度は10名程度。この一周でかなり絞られた感じ。この上りも自分はひたすら我慢。すると自分の少し前で5名位の小集団が形成され逃げていく。追走を試みるものの、登りでは追いつけない。そんな状態で心が折れそうになるが、ここは我慢しつつ射程距離を維持というか追いつけない状態がしばらく続き、最後の登りに突入。そこで、下りから登りに入った瞬間に一気に前との差が開き気持ちが切れた。登りきって2週目のラインを通過した直後に何のためらいもなくリタイヤ。これまで参加したどんなレースででもリタイヤしたことなんてなかったのに、今日はあまりにもあっけなくリタイヤ。ちょっと自分でも信じられなかったが、自分にとって今日の目標が完走ではなかったということなんだろう。この夏の間に、かなり走れるようになっていたのは事実だし、ひそかに自信もあった。だからこそ、目標が達成されないことが明らかになったときに、このレースの意味を自分の中に見出せなくなってしまったのだろう(単に、我慢する理由がなくなってしまったともいう(泣))。まあ、いくら書いたところで負け犬の遠吠えなので、ここからは分析。今回の敗因は、前回同様に修善寺のコースの登りに対応できなかったことにつきる。最近は明らかに平坦基調の練習が中心だったし、登りの練習の際も長い登りが中心でペースを刻むような走り方だった。もう少し短く傾斜のある登りを高い負荷でスピードを上げて走る練習が必要。また、自分はこういうコースが苦手なんだろう。現に修善寺を走ってよい結果だったことはない。前回のJCRC入賞も群馬だったし、程々のアップダウンが細かく繰り返されるコースのほうがよいのかもしれない。それと、若干矛盾することではあるが、下って登りに入るときにことごとく追いつかれたことを考えると、下りのスピードを登りに活かしきれていないのだろう。傾斜が急で大きな登りに入るときには、どうしてもギアを落とさざるを得ないのだが、まだスピードが乗っている段階で、ギアを大きく落としてしまって、そのギアで登れるスピードになるまで惰性で坂を登りはじめていたのが自分であるのに対して、周りは惰性の部分が短く、もう少し大きなギアで早くから踏み込んでいたのだろう。この差が登り始めのスピードの差となって大きく影響したのだと思う。こういう坂を力強く上れる乗り手になることは自分の求める姿と合致しているはずなのに、なんとも情けない。期待・応援していただいていたアニキにも申し訳ない。ただし、収穫がなかったわけではない。まず、最初からガツンと上げて出し切れたことは収穫。これまでは、どうしてもアベレージを高めるような走り方しか出来ていなかったので、こういう走りが出来たことは大きい。これは来週の鈴鹿に向けての良い材料。そして、今回の課題として見出せた点は短時間の練習で対策が取れるので、これはロラを中心に対応していく予定。欲を言えば、金沢のときのオヤジ朝錬のような負荷のかけ方の練習がベストだが、それと同じものを期待するのはちょっと無理かな?全体としてまったく力が及ばないとは感じなかったので、基本の練習はこのままつづけていく予定。どちらにしても、世の中は甘くはないということだな。それにしても、残念。